昆布と健康

  体内の酸をほどよく中和してくれます
 昆布が体によい健康食品であることは良く知られています。それは代表的なアルカリ食品なので、ごく少量で体内の酸をほどよく中和してくれるからです。ところが、最近の食生活では肉類、卵黄、マグロサシミ、ウナギ、エビ、タコ、アワビ、カキ、貝柱、落花生、アスパラガス、スルメ、米、清酒、ビールなどの酸性食品が多く、ついつい美味しいものばかりなので、偏食しがちになります。
 人体の血液はいつも中性に近い弱アルカリ性のほうが、体調がよいのです。酸性、アルカリ性にかたよることは、ビタミンなどの吸収も悪くなって、健康のバランスを崩すことになります。それなら酸性とアルカリ性の食品をほどよくとればよいのですが、実際にはその都度考えながら食事をするということは少なく、つい美味しいからと言う考えが先行してしまいます、そんな時に旨くて、安くて、少量で体の体調を保ってくれるのが、アルカリ食品の王様とも言える昆布があります。古くから神前にアワビ、スルメと共に昆布を供える習わしがあります。これは昆布が体のリズムを整える食べのであると言うことを、生活の知恵で知っていたからです。
 日本食品標準成分表によりますと、乾燥昆布にはナトリウムが2,700r〜3,000r、カルシュウム430r〜710rもあるとされています。その他に100g中の昆布にはビタミンA500〜1,000単位やA500〜1,000単位やB1、B2なども含まれています。酸性食品の牛肉がナトリウム60r、マグロの50r、清酒2r、コヒーが3rなどに比べますと如何に多量に含まれているかが良く分かります。
 酒の肴に昆布珍味、白米のご飯に昆布惣菜、佃煮が合うのもうなずけます。お正月の昆布巻は、「喜ぶ」の縁起からだけでないことも納得がいくようで、好きなアルカリ性食品を食べたら美味しい昆布で健康バランスも忘れないようにしましょう。

丁寧に採集する北海道昆布