クルミに心臓病の予防効果
この臨床試験は、スペイン・パルセロナ病院の臨床部によって行なわれ、「クルミ食は、高コレステロール血症における動脈内皮膚機能を改善する・無作為交差研究」というタイトルで発表された論文です。この報告によると、地中海型の食事においてクルミを単不飽和脂肪酸に代わるものとして摂取することによって、動脈の内皮機能の改善や機能回復までも行なわれることが明らかとなっています。またクルミは、アテローム性動脈硬化症または動脈硬化と関係している有害な細胞粘着性分子を減少させることも確認されています。この二つの効果により、循環器系の機能が強化され、心臓病の予防に役立つとのことです。動脈が弾力わ失い、血管が詰まって血流が妨げられと、動脈内皮の機能不全が、しばしば高脂血症や高血圧、糖尿病、肥満となって現れる。正常な血管は弾力性があり、心臓へ送り込まれる血流を適度なものとなるように血行をよくする。
 同病院のエミリオ・ロス博士は、「クルミが他のナッツとは異なるのは、アルファーリノレン酸を多く含んでいること、これは、植物由来のオメガー3脂肪酸の一種であり、抗アテローム生成の特質を備えている」と話しています。またクルミは有害な血管の閉塞を防ぐアミノ酸のLアルギンとビタミンEのガンマトコフェロール型が豊富に含まれています。この例のように、ひとつ食品(クルミ)のみで血管の弾力性を改善し、より多くの血液を体内に流れさせ、さらに心臓病のリスクを軽減させることが可能であると明らかにされたのは始めてのケースです。またロス博士は喫煙、高血圧、コレステロール、糖尿病あるいは肥満に由来する心臓病が発症する危険のある患者にとって、クルミは心臓病が発生する危険のある患者にとって、クルミは心臓病と戦うための強力で簡易な栄養上の手段として役に立つ」とも話しています。