老化現象の予防
加齢とともに、膝痛や腰痛になやまされる人が増えてきます。これは、一種の老化現象なので、その治療法も痛みをやわらげるなどの対症療法になってきます。大豆の仲間である黒豆も、骨筋疾患に効果をあらわします。膝の痛みのために杖がなくてはあるけなかったK・Iさんのように、黒豆の煮汁を飲用して二ヶ月で症状が消えたというケースもあります。黒豆の煮汁は、かなり短期間で効果をあらわしているのです。
炎症を鎮めてくれる黒豆の成分
 このように、膝痛や腰痛に効果があるのは、黒豆には、炎症を鎮める成分が多く含まれているからだと思われます。そうした成分の一つが、リノール酸、リノレン酸などの不飽和脂肪酸です。脱灰(骨が溶けること)を防ぎ、骨を強くする植物エストロゲン(カルシウムが骨から抜けないようにする働きがあり、骨粗しょう症の予防に役立つ)加え、骨の痛みを減らすカルシウム、マグネシウムなども、黒豆には豊富に含まれています。
 また筋肉疲労を撮るビタミンB1は、ミルクの三倍もあるとされています。神経を強化するビタミンB6やビタミンB12は、骨髄を刺激し、赤血球を作る働きを持っています。骨や筋肉を強くする成分に加えて、黒豆には血行をよくする多くの成分(有機鉄、ビタミンB12、ビタミンEなど)が含まれています。
 また、ビタミンB1などのむくみをとる作用(利尿作用)などが総合的に作用し、黒豆は腫れを鎮め、痛みをとってくれると考えられるのです。
ノザキクリニック医院長・医学博士・野崎 豊先生のお話