黒豆の煮汁の効果は、漢方でいわれている「腎の機能を高める」働きと関連づけられるようです。この腎の機能が高まると、老化によって低下する水を濃縮する機能を改善し、尿の量を正常化させるといわれています。また、前立腺肥大の人の場合は、黒豆の成分が、前立腺肥大を防ぐばかりか、括約筋や前立腺を取り巻く組織をリラックスさせるので、尿の出がスムーズになると考えられます。
尿の出がスムーズになれば、なんともいえない爽快感がありますし、夜もトイレにわずらわされずに安眠できるようになれば、生活の快適度がまったく違ってきます。
黒豆の煮汁は十年以上つづいた慢性的な不眠にも比較的短期間で効果をあらわしています。黒豆の煮汁には精神安定作用のあるカルシウムやマグネシウムなどの成分が多く含まれているからです。
また、能の血行不全に対しても、黒豆の煮汁の血管拡張作用(ビタミンEなど)血液の通りをよくする作用(不飽和脂肪酸、植物エストロゲンなど)栄養や酸素を脳に与える作用(有機鉄など)、脳の神経のつながりをよくし、脳代謝を安定させる作用(レシチン、植物エストロゲンなど)などが、不眠症の解消をもたらしてくれると考えられます。
ノザキクリニック医院長・医学博士・野崎 豊先生のお話し