カシューナッツ



<ソフトな食感と甘味でスナックの主役>


 カシューナッツの木は、南米ブラジルの原産で16世紀にポルトガル人がインド、東アフリカ、東南アジアに防風林の役目として植林したのが始まりといわれています。
 うるし科で、マンゴーやピスタチオナッツと同族の熱帯性植物で、海岸地帯を好み放置しておいてもよく生育します。木の高さは10〜15mで、小さい黄桃色の花が落ちた後に勾玉状の果実が実り、その根元にある花梗部分が次第にピーマン形に肥大して、成熟するとこれが林檎のような芳香があり、カシューアップルと呼んでいます。このカシューアップルの先端にぶら下がっているのが堅い殻を被ったカシューナッツなのです。種子が外に付いた独特の形をしています。

 カシューナッツの生産国は、インド、ブラジル、タンザニア、モザンビークなどですが、多くは脱殻、脱皮の技術上の問題や加工設備の都合から殻付きのまま加工国インドへ輸出しています。従って、インドは独自の脱殻方法を用いて世界最大の生産・輸出国となっています。インドの主産地は、西南側マラバル海岸のケララ州が中心です。

 カシューナッツの栄養特性は、アーモンドに似て脂質の約60%が一価不飽和のオレイン酸ですが、たんぱく質と糖質が多く、また、ビタミンB1やマグネシウム、鉄、亜鉛、銅などのミネラル類も豊富です。
 糖質が多いためか歯触りが柔らかく、ソフトな甘味を感じさせるので食べ易く、主にミックスナッツなどのスナック用や料理用に利用されます。

ナッツの栄養