CHINMI STORY A
珍味は神代から
Heihachirou Takeda
 貴重な古代文化の遺産「古事記」「日本書紀」は、食の起源が記録された最古の物語でもあるのです。最近、いろいろな方から珍味の起源について聞かれます。先にも申し上げましたが「珍しいものを一番最初に口にした時、それは古代の人であり、神様です」・・つまり「珍味は神代から」ということです。珍味物語もなんとなく興味津々、ロマンと夢が湧いてきます。日本の神様は、お酒と美味しいものが大好きです。お祝い事や感謝の参拝の折は、老若男女、神様からお神酒を頂きます。そして参拝の帰りのお土産に、御神饌のスルメや昆布を頂く事があります。石清水八幡宮で頂いた御神饌は、美味しい「ソフトさきいか」「昆布」「お米」でした。お土産とは、お供えしたものを「宮から下げて」参拝者に賜わる。それが「お土産」の言葉始めとか、どこかの宮司さんから聞いたような気がします。珍味には、老化を防いだり、精力をつけるものもありますが、何よりも量より質を重んじたものが多く、神代の時代よりパワーの源として食されています。そしてお酒にも、ご飯にも相性がよいのです。更に楽しみの間食としても頂けます。酒が何時から出来たかは定かではありませんが、天岩屋の前での神々の酒盛り、ヤマタノォロチの八つの酒樽など神話には、酒の場面がよく出てきます。「記紀」よりも古い200年代の「魏志東夷伝」に。倭人は寄り集まっては、よく歌舞飲食をする風習があるとも記されています。また元気なお年寄りが多く、不老長寿の妙薬があると思われていたようです。大陸の人達にとって日本の古代は本当に美しい国だったのでしょう。
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